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2011年4月12日 (火)

陸前高田市でのボランティア活動を終えて

先日の福井新聞等でも報道されたようですが、岩手県陸前高田市へ福井県の災害復興支援ボランティアとして参加しました。

県としては7回目にあたる今回の派遣では、看護師や介護福祉士6名のほかに、医療関係の資格を持たない一般ボランティア7名を追加した13名、県の職員2名、バスの運転手2名の総勢17名で構成される「福井チーム」となりました。

4/8は県庁で担当課長からの現地状況の概要説明と新聞社等の取材を受け、18:00に出発。
北陸自動車道福井北IC~新潟中央JCT~磐越自動車道~郡山JCT~東北自動車道一関ICを経由し、翌9日6:00頃に今回の拠点(福井チームの基地)となる普門寺に到着。

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普門寺は曹洞宗のお寺で、ここのご住職様が永平寺で修行をされていたご縁で「福井県の人でしたら」ということで快くお部屋を提供してくださったとのことです。
私たちはここに寝泊りし、現地3日間の活動を効率よく行うことができました。感謝。

また、福井県からの往復と、陸前高田市内の活動拠点となる広田小学校までの移動は、会社の社員旅行でお馴染みになっている高志観光バスさんにお世話になりました。
2名の運転手さんも以前にお見掛けしたことがある方です。
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高台にあるため、かろうじて津波による水没を免れた広田小学校には、地域の避難者の人々、警察消防、自衛隊、ボランティアなど多くの人が集まっています。
私たち福井チームは音楽室を借りています。出発前のミーティングや準備作業、昼食などはこの部屋で行いました。
小学校の電気は前日の余震で一時は不通となったものの私たちが到着するときには復旧していました。
水道、電話は使えず、携帯もdocomo以外は非常に繋がりにくい状況でした。
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活動初日は、前の6班の方もいらっしゃったので大所帯です。
6班はこの日の夕方に帰路に着かれ、この班の方たちのバスは京福バスさんでした。
福井県内のバス会社が各社持ち回りでバスを提供してくださっているようです。
医療・介護班と一般は仕事の内容が異なるので、それぞれ派遣先も異なります。
少人数での移動には福井県の公用車「泥んこ号sweat01」を使います。
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校舎の中には全国から寄せられた復興への願いが込められた応援メッセージが。思わず涙腺が緩みそうになります。
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Ca3a1835 現地での食事は、だいたい次の通り。
朝:おにぎり2個+インスタントみそ汁
昼:おにぎり2個+バナナ1本
夕:レトルト(カレー/親子丼/牛丼)+鯖缶
以上。
ご飯は、お寺の水屋をお借りして、これまた福井から持ち込んだガス釜で福井県産米を炊きます。
なかなか飲料水が手に入りにくい現地ながら、このお寺では井戸水が出るのでとても助かりました。
おかずがないのでとにかく米を食べました。夕食と翌朝のおにぎり用に2升、お昼のおにぎり用に1升5合のお米を消費します。米食うひとびと。
あとはこの他に各自が持ち込んだサプリメントとかお菓子とか。

現地2日目の夕食では小学校の炊き出しでバングラデシュから来てくれたシェフが本場のチキンカレーを振る舞ってくださり、わたしたちも翌朝いただきました。
とても美味しかったです。ごちそうさまでした。朝のカレーは体もよく温まり、馬力が出ます。

 

現地の作業としては、全国各地から寄せられた支援物資を仕分けしたり、拠点に運んだり、土砂で埋まった道路と側溝を掘り出したり、仮設のお風呂を作ったりという力仕事がメインでした。
どの仕事も全て大切で、みなそれぞれの役割を考えながら黙々と働いていました。
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印象的だったのは、自らも被災され、大切な人を失っているにも関わらず、地域のために尽力されている様子。
また、復旧作業にあたる地域の人たちの表情には悲壮感というものは表面的には感じることはありませんでした。
元気に笑いながら土砂を運ぶ様子に、かえってこちらが元気をいただいた気がします。

津波が飲み込んだ町や車や家などの衝撃的な写真や映像は、報道メディア等で何度も繰り返し目にしていると思いますのであえてこのブログには載せません。同じですから。
今回、壮絶な現場を目の当たりにすることで、テレビや写真のフィルタを通して見たつもりになっていた自分を恥じました。
報道されているのはほんの一部、実際はそんなもんじゃない。
自衛隊や消防団、警察の遺体捜索に携わる方々のご苦労と精神的な疲弊は想像を絶します。
どうか心が折れることなく頑張ってください。それしか言えません。

3日間の活動を終えて、福井に戻った今朝、県庁のお堀の桜が満開な様子に涙が出ました。

何でもない日常の幸せを一瞬にして奪ってしまう自然災害の恐ろしさ。
そしてそれを乗り越えてゆく人々の悲しさと強さ、希望を捨てずに頑張っている姿。
何年かかるかわかりませんが、いつか復興したとき再びこの地を訪れようと思います。
あの時は大変だったねぇと笑いながらお話が出来る日がきっと来ることを信じて。

一日も早い復興と行方不明者がご家族の許へ戻られることを心よりお祈り申し上げます。



最後に今回の参加者のスナップ。皆さんお疲れ様でした。またいつかどこかで。陸前高田市の普門寺にて

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参考リンク

福井県民活動センター http://info.pref.fukui.jp/danken/npo/index.php 
ボランティア募集 http://info.pref.fukui.jp/danken/npo/060_sv/osirase.php
海岸山 普門寺 http://fumonji.e-tera.jp/
福石みんの福井市民レポート http://blog.livedoor.jp/fortune2914stone/archives/51068338.html

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陸前高田市でのボランティア活動を終えてを参照しているブログ:

» 県一般ボランティア帰福、「報道されているのはほんの一部」「役に立ててよかった」 (福石みんの福井市民レポート)
東日本大震災の県登録ボランティアで、医療・福祉関係者以外の一般ボランティアが派遣された第7陣が12日、福井に戻った。ボランティアは支援物資の仕分けや公衆浴場の設営などの活 ... [続きを読む]

コメント

報告遅れました。帰還しております。
現地2回目の詳細は改めて。
先ほど新聞社の方から電話があり、簡単な取材を受けました。
「これから現地に向かわれる方に何か一言」とのことでしたが、色々なことが一度にフラッシュバックしてうまく言葉に出来ませんでした。
申し訳ございません。

今夜(4/27)から再び陸前高田市へ。
帰りは5/1の予定です。
微力ながら少しでもお手伝いができればと思います。
それでは行ってまいります。

冥翔さん
今後現地に赴かれる方にとってとても有意義な情報をありがとうございます。
現地の状況とニーズが刻々と変わっていることを感じます。
チェンソーがあるなら、ノコギリは不要ですね。チェンソーも連日使用するとかなり刃も痛むと思うのですが、刃を研ぐためのシャープナーなどの工具はあるのでしょうか?
瓦礫撤去の現場で邪魔になる紐が多いこと、了解です。厚手の刃のカッターか、ノコ状になった鎌を1本持っていくと良いかもしれませんね。
長靴を貫通するクギ、福井豪雨の時に経験しました。
あの時は長靴と共に頑丈なタンクソールのワークブーツが活躍しました。

ノコギリは使わないと思います☆

瓦礫撤去作業道具は結構揃いました。
といっても、岩手陸前高田の普門寺拠点ですが。

チェーンソー×5
一輪車×15?くらいそろってます^^;
ゴミ集めるトンボは4と、ちょっと少ないですね。
トンボはかなり使います。
ノコギリより、紐を切るようなナイフを
腰に下げてると役に立ちそうです。
そこらじゅう、瓦礫の中に紐があって、絡まって邪魔になるので
結構切ります。

ちなみに長靴はちょっときついです。
ブーツ?とか安全靴のブーツとか、底がしっかりした
やつがベストです。釘踏んでも大丈夫なやつ^^;
うちの班の人も長靴で釘踏んでケガしました。
消毒液は持参するといいかもです。破傷風が流行ってるみたいです。

冥翔さん
ボランティア活動、大変お疲れ様でした。
お戻りになられて2日経ってもブログが更新されないようなので少々心配しておりました。無事に戻られたようで何よりです。次回の活躍に向けてゆっくり休養ください。
瓦礫の撤去作業となるとかなり土埃が舞い上がりますね。
次回はゴーグルのほかに皮製の作業手袋も持参します。折りたたみのノコギリがあると便利でしょうか?

今日、石巻市に向けたチーム(二重まるさん参加)が、会社近くの県立大から出発しましたので先ほどお見送りしてきました。先日は雪も降り、土日は現地の天気もよくないようです。どうかお気をつけてご無理なさらずに。

戻りました!!
瓦礫撤去作業は、過酷でした。

しっかりしたグローブ、
防塵ゴーグルは無いと、はっきりいって
作業になりません。

次は35班で参加いたします。
継続して参加しないと、駄目だなぁと
つくづく感じたので、今後も定期的に参加します!

二重まるさん
このような拙い記事が参考になったのであれば幸いです。
22日から石巻市へ派遣とのこと。
相変わらず余震も続き、現地の状況もかなり厳しいようですが、どうかお気をつけて。

僕も、22日から石巻に行くことになり、
このブログはとても参考になりました。
僕のブログでも、こちらのブログを紹介し、
今後、ボランティアに行く人の参考にしていただけたらと考えています。

冥翔さん
防塵ゴーグルは念のために持って行きましたが使いませんでした。
作業内容によると思います。
防塵マスクは側溝の泥上げで使いましたが、途中で暑い&息が出来ないで外してしまいました。普通の花粉マスクで十分でした。
自分は停電用に小型のLEDヘッドライトを持っていきました。幸い使うことはありませんでしたが、大して邪魔にもならないのでお持ちになられた方が良ろしいかと。
春とは言えども朝晩は冷え込みます。防寒着1枚は持って行くと良いでしょう。暑ければ脱げば良いのです。厚手の雨合羽ならそれでも良いですが、暑がり寒がりは人それぞれですので、予想気温をよく見てご自分で判断を。
寒さで風邪をひくと現地で迷惑をかけることになります。
あと、自分用の水は2Lの大きなペットボトルを1本よりも500ml×4本の方が持ち歩きもパッキングも楽です。

お疲れ様です。
手袋はゴム、作業用の手袋など
防塵ゴーグルに、防塵マスク、ヘッドライトなど
その辺りは重装備すぎ?くらいにそろえてるのですが

天気予報見ると、
最低気温0度が続くみたいで
防寒着どうしようと焦っているところで
ございます@@;;

ちなみに私は来月は35班です!!
お互い無理の無いようにがんばりましょう!

冥翔さん
福井チームが現地の活動で使う資材は潤沢とは言えませんが、普門寺の拠点に少しずつ備蓄してありますので、それほど心配いりませんよ。
荷物の運搬や仕分け用に滑り止めのついた手袋、泥土処理に作業用のごついゴム手袋を持っていくと便利。普通の軍手はどちらの作業においても使いにくいと思います。

さっそくのお返事ありがとうございますm(_ _)m

どの作業をするかわからないですから、
全ての作業を想定して用意しないといけないので
大変ですよね。

ありがとうございました。
参考になりました!

冥翔さん
コメントありがとうございます。
各自の荷物ですが、登山用の大きなザックひとつにまとめて背負ってこられた人もいらっしゃれば、私のように普通サイズのデイパック(リュック)+スポーツバッグ+スーパーの袋に入れたゴム長をぶら下げて持ってきた人もいます。
「リュック1個とスポーツバッグみたいなの1個に抑えよう」とのことですので、それでOKだと思います。
活動時は少し大き目のウエストバッグがあると重宝します。ゴム長靴は必須。学校等の施設内では上履きかサンダルがあると良いです。晴天下の屋外作業は埃っぽいのでマスクとタオルは少し多めに。
現地はいまだに余震が続いています。明日ご出発とのこと、どうかお気をつけて。

連投すいません。。。m(_ _)m

皆様、荷物、何個くらいにまとめてましたでしょうか?(汗
リュック1個とスポーツバッグみたいなの1個に
抑えようと思っていますが、状況がわからなく不安なので
結構神経質なのであれもこれもって
なるとどんどん増えてしまって・・・

私のブログへコメントありがとうございます。
そして、第7班、おかえりなさい。お疲れ様でした。

私は第11班として明日出発になります。
何か本当に最悪の状態なんだなと
ブログを読んで伝わって来ました。

井戸水のありがたさとか
何だか、古来からあるものって今でも
本当に大切なものなんだなって思いますね。

とにかく怪我の無いように、
精一杯の気持ちをぶつけてきます。
また帰りましたらブログに書きますm(_ _)m

yasuさん
コメントありがとうございます。たった3日間でできることはごくわずかです。でもこの後に続く派遣隊の皆さんがいらっしゃることで、継続して現地の支援ができます。みんなで少しずつ、できる範囲で頑張ろう。

ymaboushiさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。現地に行かなくてもできる支援はいくらでもあります。義捐金もそうですし物資もそう。日々の暮らしの中で徐々に薄らいでいく震災の記憶、被災地で頑張っている人たちがいることを心のどこかでいつも忘れないでおくこともそうだと考えます。思いは必ず行動として出てきますから。

ご無沙汰 いたしております。

今回のボランティアには 頭が下がります。本当にお疲れ様でした。

私に何かしらできる事は?とわずかな義援金寄付と 市からの支援物資依頼に家にあった紙おむつ10袋を託しました。

実際に災害を目の当たりにされた 悲惨さはその場に立たれた人にしか わからないのでしょうね。

何事もなく 過ごせる事はなんと 幸せなんだろうと 改めて気づかされ、感謝しなければと

お仕事もおありになるのに
くれぐれもお疲れだされぬよう お身体 ご自愛下さいませ。

私は いままでと なんら変わらぬ毎日を送っています。

それだけで 有りがたいと思える毎日です。

参加の皆様、お疲れ様でした。みなさん立派な仕事をされた後の清々しさが写真から感じられます。いつか復興後のあっつぁんの再レポートを楽しみにしています。

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